教室に着くともうたくさんの生徒がいた。

「唯!!真央!!よろしくね☆」

愛香と一緒に同じクラスの友達と話していた。

話題はみんな恋のこと。

「未羽は好きな人いないの??」

「欲しいけどね..好きでたまらない!!ってゆうのがないんだ」

「そっかー。未羽が本気になれる人誰だか楽しみだね☆」

「ありがと!!そういう唯は??」

「彼氏いるよ!!同じクラスになれたんだ!!」

「誰!?」

「凌だよ。田口凌!!」

「え..??」

あたしは愛香の方を見た。

今にも泣きそうな顔をしている。

「唯!!真央!!ごめん!!あたしらトイレ!!」

あたしは愛香の手を握りトイレへ走った。

「愛香??大丈夫??」

「凌今まで彼女作らなかったのに..」

「うん..」

「唯なら仕方ないのかな??唯かわいいし..」

あたしはなんて言えば良いのかわからなかった。

愛香が泣いたところなんて見たことがなかった..

恋って辛いんだね。

愛香はあたしの胸で泣いた...