どうやら扉の先は、靴探偵事務所の裏だったらしい。
入る前の見慣れた街が広がっている。
なんでもなくてよかった。
そう安心していたけど、嶺はまだ不安なようで少し落ち着きがない。
「とりあえず…そろそろ終了時間だし、宿に帰ろう」
確かに、もう辺りは暗くなり始めている。
「はやく帰らないと…」
怒られる、そう言おうと嶺に振り向いた瞬間
腕に衝撃が走った。
「みぃつけた」
嶺がこっちを向いて目を見開いている。
私の腕から流れる赤。
「こんばんは、リンにハル」
そう言って子供っぽい笑みを見せた人は
本宮先生だった。
入る前の見慣れた街が広がっている。
なんでもなくてよかった。
そう安心していたけど、嶺はまだ不安なようで少し落ち着きがない。
「とりあえず…そろそろ終了時間だし、宿に帰ろう」
確かに、もう辺りは暗くなり始めている。
「はやく帰らないと…」
怒られる、そう言おうと嶺に振り向いた瞬間
腕に衝撃が走った。
「みぃつけた」
嶺がこっちを向いて目を見開いている。
私の腕から流れる赤。
「こんばんは、リンにハル」
そう言って子供っぽい笑みを見せた人は
本宮先生だった。

![夢の、現実[番外編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.759/img/book/genre1.png)
