【短編】火曜日の彼女と彼氏[続編追加]

日曜日、久々に紘とデートした。


紘にかわいいと少しでも思われたくてピンクのワンピース。


紘は、何も言ってくれないけど、いつもの事と諦めた。


紘は、なんかイライラしているのか私の手を握り何も言わずに歩く。


私は、そんな紘について行くのが精一杯だった。


私は、そんな紘に不安を覚え、映画を見ても上の空だった。


「飯、どうする?」


やっと意見を求められた。


ようやく、今日のデートで私を見てくれたと思った。


けど、紘のイライラがすごく伝わってきて悲しくなった。


「なんか食べたいかも。」

気づかないフリをして一緒にいたかった。


「じゃあ、なに食べる?」

なんかチって舌打ちが聞こえた気がした。


私じゃ、ダメなのかな?



「紘、ごめん。レポートやらなきゃいけなかったんだ。」


「あっ?そうか.....」


私たちは、帰ることにした。


私は、決意した。


紘は、私といても楽しくないんだ。


だから、今日一日イライラしてたんだ。


今まで気づかないフリをしてたけど、もう無理だよ。


紘、好きだよ。


けど、紘は違うんだね。