【短編】火曜日の彼女と彼氏[続編追加]

-ガチャ


紘が帰ってきた。


「おかえり。」


「あぁ。」


冷たい紘。


「ご飯にする?」


「あぁ。」


疲れてるのかな?


私は、パッパッと支度を済ませ料理を並べた。


私と紘は、もくもくと料理を食べた。


会話らしい会話なんてなくて。


寂しい。


紘は、見た目のわりに規則正しい生活を送っていると思う。


ご飯を食べ終わるとお風呂に入る。


私は、その間に洗い物とか片づけをする。


紘がお風呂からあがると私がお風呂に入る。


紘は、その間テレビを見ている。


私がお風呂からあがったのを確認するとベッドに入るのだ。


私も紘に続いてベッドの中で。


会話らしい会話なんてホントにないのだ。


ただ、ベッドの中で私の名前を呼びながら愛してくれるから。


それが幸せなひとときかもしれない。