恋愛白書



それから私達は、会場近くのお寿司屋さんへと向かった。



お寿司って不思議な事に自然に食が進む。



「私達まで、ご馳走になって本当にありがとうございます」



レイナちゃんと夏希は、お礼を言って先に帰って行った。



私は、本当に優勝する事が出来て嬉しかった。




だけど、数日後。
あんなにショックな事が…………起こるなんて………………………。



この時は、想像も出来なかった。



「美沙ちゃん、今日はありがとう。すごっい美味しいかったよ」



「沙保の優勝祝いだから、奮発しないといけないし」


「そうよ、沙保が頑張ったからよ。

私はこれからバイトだからこのまま行くね」



麻奈ちゃんはそのままバイトへと向かった。