私は、上原さんへの嫉妬で彼女に嫌がせをする様になった。



それで、彼女が落ち込む姿を見て心の中で、優越感を感じていた。



毎日の様に落ち込む姿を見ては、


『ざまみろ』と心で笑っていた。



だけど、ある日。



ヒロに、上原さんの靴の中に画鋲を入れる所を見られてしまった。



その日以来、私は嫌がらせをするのを止めた。



止めた途端、つまらなくなった。



そう思った時、またあの日と同じ光景を見た。



またしても、彼女に対する嫉妬心がこみあげてきた。


嫌がらせを、再開する決意をした。