恋愛白書



弾き終えた時は気持ちが良かった。



皆が誉めてくれたから。



大きな拍手をしてくれたから。



「沙保ちゃんプロのピアニストになれる素質あるんじゃない」



「一応、私の夢はピアニストになる事です」



「絶対なれるよ。
私達、応援するから」



先輩達からは、誉められてばかりで、嬉しくもあり恥ずかしくもあるって感じになった。



「どうして、吹奏楽部に入らなかったの」



そう、質問したきた先輩がいたので、答えた。



「吹奏楽にピアノはないからです」



「そうなんだ」



帰り支度をしていると、部長から声を掛けられた。