ヒロと陸は、後輩から大人気で学ランのボタンを欲しいと言われ困っていた。



私も、レイナちゃんも夏希も花を受け取りながら、校門を出た。



「ねぇ、カラオケでも行こうか」



と夏希が言い出した。


私達は4人で『賛成』と言って、その足でカラオケへ向かった。



もう、一緒に過ごす事がなくなってしまうから、今日は最後の思い出づくりになる。



ここでも、私達は
写真をとりまくった。



「沙保、これ第2ボタンだから。沙保のためにとって置いたから」



「ありがとうヒロ」



そして、5日後。



レイナちゃんも夏希も、
志望校に合格した。




そして、私達は来月には高校生になります。



新たな旅立ちが、始まる。




《Fin》