そして、ヒロと陸が
出走するレースの
ピストルがなった。
始めは陸がリードするが、最後の直線で
ヒロが陸をかわし、
僅かの差でヒロの勝利。
「おめでとう、ヒロ」
「ありがとう、沙保。
沙保の応援の
お陰で勝てたよ」
ヒロも、陸に勝てて嬉しそうにしている。
「次は、私達の100m走と障害物競争があるから早く行こう」
私達は、集合場所へ
向かった。
100m走も障害物競争も私達三人が同レースに出走する事はない。
私は、どっちも三位だった。私は、走るのは、あんまり早くない。
それにしては、まずまずの結果だった事に満足した。

