恋愛白書



そして、100m走は
ヒロと陸が同じレースに出るみたいだ。



「ねぇー、どっちを応援したらいいんだろう。どっちも勝って欲しいし」



「ちょっと、夏希。ヒロの応援に決まってるでしょう同じ組なんだから」

私は夏希に注意した。



「冗談よ。相変わらず沙保は、何でも本気にするね」


レイナちゃんまで、笑ってるし。



「もう、こんな時に冗談言わなくてもいいじゃん」



夏希もレイナちゃんも、ゴメンと手を合わせて謝ったから許してあげた。