今日は、近所の花火大会。



去年と一昨年は、浴衣を
着ることが出来なかった。



でも、今年はママがいる
から浴衣を着ることが
出来るので嬉しかった。



私は、浴衣を着て
花火大会が行われる
河川敷へと向かった。



ヒロは、既に待っていた。



「沙保、浴衣姿可愛いね
凄く似合ってるよ」



「ありがとう、ヒロ」



ヒロと手を繋いで、私は
屋台の前を歩き始めた。



こんな風に、二人きりで
逢うのは久しぶりだ。



そして、午後7時。



花火大会が始まった。



綺麗だねを連発しながら、花火が終わるまで、
私とヒロは手を繋いだままでいた。



花火が終わり、ヒロは家まで送ってくれた。