拓ちゃんは、真剣な表情で話し始めた。



「沙保の志望校はＭ音大の附属の高校だよね。
無事に推薦出来るから。
でも、安心してないで
勉強は今まで通り
頑張ってね」



「はい、もちろん。
推薦で必ず合格する保証はないから。
推薦で落ちたら
一般入試を受けないと
入れませんから」



パパとママも、嬉しそうに喜んでくれている。



「拓ちゃん、今度機会があったら、また会おうね」



「そうだな、じゃあね」



そして、三者面談は
終わった。