旅館では、明日の自由行動の為の、バスや電車の
地図や路線図を入念に
確認しあった。
「明日、楽しみだね」
レイナちゃんが
リーダーシップをとる。
やっぱり、一番頼りになるのはレイナちゃんだから。
「そうだね」
私達は、相槌を打つ。
「レイナちゃんは、頼りになるよね。気が利くし、私レイナちゃんと出会えてよかったよ」
「沙保ったら、いきなり何言うの、恥ずかしいよ」
「だって、私が今まで出会った人の中で、レイナちゃんが一番大切な親友になったから」
「うん、ありがとう沙保。私も同じだよ」
「ちょっと、卒業式じゃないんだからさ。そんな話今しなくても」
「そうだね。夏希だって
同じだからね」
私達、三人は笑い合った後眠りについた。

