修学旅行がもう少し
早ければ、桜が綺麗だったんだろうなと思うけど。
こればかりは、
仕方がない。
桜や紅葉は、
大人になったら見に来たいなと思った。
ヒロと一緒におみやげ購入を楽しみたいと思ったけど
ヒロは、アイちゃんと二人で楽しそうに歩いていた。
私は、ヒロを諦めレイナちゃんと夏希の三人で買い物を楽しむ事にした。
「沙保、本当にヒロと行動しなくていいの」
「うん、何かアイちゃんと深刻な感じで話してたから、邪魔しちゃ悪いし」
「でも、本当は落ち込んでるんでしょ。
ヒロは困った人をほっとけない、お人好しだから。
沙保も譲ったりする
お人好しだけど」
「うん、まぁね。
不安にはなるけどヒロの
そういう所も好きだし」

