恋愛白書



ヒロは、何も言わないから仕方なく後を追い掛けた。


まずはバスで渋谷駅へ、
そこから東急東横線
特急の電車に乗った。



私の電車代も、ヒロが払い切符は、ヒロが二枚持ったままだから、何処へ行くのか分からない。



そして、降りた駅は
《横浜駅》だった。



「何処へ行くの、ヒロ」



「みなとみらいとベイブリッジだよ。夕方には帰るから、心配しなくても大丈夫だよ。早く行こう」



するとヒロは、
私の手をそっと掴み
手を握って並んで歩いた。



こんな些細な事が、
嬉しいなんて……………
私は、まだまだ
子供なのかな。



ちょっとは、大人に
なったつもりで
いたのに…………。