こんな風に、福山先輩と会話が出来るなんて夢みたいだ。 私は、早く上達したい気持ちを打ち明けた。 「少しでもいいので上手くなりたくて」 「そういう地道な努力が大切だから、頑張れよ。 俺は忘れ物したんだ、練習熱心なのはいいけどなるべく早く帰れよ」 「はい、分かりました」 「分かれば、よろしい。 女の子が夜道を一人で歩くのは危険だから、暗くなる前には、必ず帰るんだぞ」 福山先輩は、更に釘を刺してきた。 「はい、もう少ししたら帰りますので」