食べてみると、本当に
美味しいって思った。
建物は古くても、
味は美味しい。
ある意味では基本だって
テレビで見た事がある。
食事を終えて、店を出た。
ヒロとは、ここで
お別れになる。
たった一時間だけでも
逢えて嬉しかった。
そこから、私達とヒロは
反対方向に歩き始めた。
「沙保もキスくらい
すれば良かったのに」
麻奈ちゃんにつつかれた。
「恥ずかしいから嫌に
決まってるでしょう。
こんな人が多い所で、
それに見せ物じゃないし」
みんなは、私の意見に納得したかの様に、うんうんって首を縦に振った。

