恋愛白書



江の島へ到着した時、
私はヒロを連れて
一番行きたかった
場所に真っ先に向かった。



みんなには、後で連絡すると言い、
《恋人の丘》へ行き
龍恋の鐘の前で海を眺めながら、そっと
ヒロの肩に寄り添った。



しばらくの間、私達の間に会話は無く二人で綺麗な
海を眺めていた。



「どうしても、ここには
来たかったんだ。

なんか無理矢理連れて
来た感じがするから、ゴメンね……ヒロ」



ヒロは、優しく微笑みながら言葉を発した。



「気にしてないよ。せっかくだからもう少し二人きりでいよう。洞窟に行こう」


ヒロから、そう言ってくれたのが嬉しかった。