物思いに吹けていた私は、レイナちゃんと夏希の
話をちゃんと
聞いていなかった。
「ちょっと、沙保ってば
ちゃんとあたし達の話し
聞いてるの?」
「あっ…………ゴメン」
「もう〜、ちゃんと
聞いてよ。
今年は江の島へ行こうって話してたのよ」
「良いね。じゃあ
江の島で決まりだね」
夏希は、何か言いたそうなそぶりを見せていた。
「夏希、何か
言いたい事ある?」
「うん、陸も誘った方がいいかなって考えてたの」
「私も、誘った方がいいと思うから、沙保よろしく」
「え〜私が誘うの?」
「だって、沙保しか
いないじゃん」
私は、二人から強引に押し付けられてしまった。
仕方なく陸に声を掛けるはめになった。

