恋愛白書



日曜日、私はヒロを
呼び出して
説得する事にした。



「拓ちゃんに聞いたけど、ヒロはF高校の推薦の話
蹴るって本当なの?

国立目指して
いるんでしょ」



「沙保と同じ高校に行きたいし、そこから国立目指すのも良いかなって思う」



「私は、音大の附属の高校へ行くの。
だから、ヒロはF高へ
行くべきだよ。
夢は見るものじゃなくて、叶えるものだよ」



「そうだね、沙保の言ってる事は正しいね。


僕は、沙保と一緒にいたい気持ちの方が強いけど、
夢は叶えるものだもんね。

F高に行くよ」



ヒロは、離れたくないって気持ちが強かった。



私だって、本当は同感だ。


だけど私は、
夢を叶えたい気持ちの方が上回っていた。