恋愛白書



私達は、今まであまり話した事のない会話をした。



「ヒロの将来の夢は、プロのサッカー選手になる事でしょう」



「うん、そうだよ。
でもその前に
高校サッカーで国立の舞台に立つ事かな」



「私の夢は、
プロのピアニストに
なる事なんだ」



「沙保なら、絶対に
なれると思うよ。
ピアノ上手だから」



「そんなに簡単じゃないんだよ。
プロの演奏家に
なるって事は。

でも私は、絶対に諦めないけどね」



「お互いに、頑張って
夢を叶えようね」



そんな事は当然の話。



私は、留学したい事はまだ話さなかった。



まだ、先の話だから……。