もっとヒロくんと
一緒にいたい。



だけど、そろそろ
帰らないといけない。



「ヒロくん、今日は楽しかったよ、ありがとう。


私、夕飯の支度があるからそろそろ帰るね」



「そうだね」



ヒロくんの言葉に元気が感じられない。



ヒロくんも私と同じ気持ちなんだろう。




私達は今日ずっと、



繋いでいた手を離した。



そして、ヒロくんに
バイバイって手を振り



家へと帰る事に…………。



ヒロくんも、手を振り返してくれ、お互いに反対方向へ歩を進めた。