何故か私とヒロくんは、
二人で買い物へ行く事になった。
近所のスーパーへ行き、ジュースとお菓子を買って、会計し店を出る。
帰り道、私はずっと気になっていた事をヒロくんに聞いてみた。
「ヒロくんって、…………サッカー部のマネージャーの梶川先輩と、
付き合ってるの………」
返事が恐いな……………。
「付き合ってないよ」
私は、ヒロくんからの返事に安心した。
そして、自分でも訳が分からない事を言い出した。
「良かった………。
もし付き合ってたら………諦めないといけないから、どうしようと思ってたの。本当に良かった」
涙が溢れてきた。
ここまで言っちゃったら、
告白するしかないな
と思った。

