ちょうど今は、 卒業したばかりの春休みだった―― 「だいたい、高校はどうするんだ!!」 『そんなの、行かなくたっていいわ?』 子供を産む気の私は 高校なんて、どうでも良かった。 もちろん、彼も賛成してくれると 思っていた―― 「・・・はぁ~ お前、マジありえねぇ」 『え――?』 「ガキなんざ、めんどくせぇ。 付き合いきれねぇよ! じゃあな」 そう言って彼は、どこかへ行ってしまった――