「に、しても・・・。


大丈夫?疲れ溜まってるんじゃない?」



『ん?


あぁ、休日明けって気分乗らないよね~』




違うわよっ!千春ちゃんよ!

と、頭をペシッと叩かれた。




『あ~、そうね~・・・。


あのハイテンションぶりには、正直付いていけないところがあるわよね~・・・。』




なんせ、休日は5時起き。



私は寝てるのに、そりゃあもう凄い勢いで叩き起こされるモンだから、起きない訳にはいかない。




「・・・また5時起き?」



『ビンゴ~!』




ば~んっ!と打つ振りをする


馬鹿。と簡単に流され、宙に浮いた手の行き場が無くなり、とても恥かしくなってぎこちなく手を下ろした




「あんたも大変ね~」




鏡を睨みつけながら、手櫛で髪を整える里佳を横目で見て、私は服を払った




『そうでもないわよ。


案外楽しいわよ?』




今の私にとって、千春が生甲斐なのだから。


どんなに大変でも、軽々と乗り越えられる気がする。千春がいるのなら