『ほら、この白いの・・・。



これが、赤ちゃんなの!』






「ま、マジかよ・・・」






『こんなに小さくても


ちゃんと、生きてるんだよね・・・』






私は、自分のおなかをさする






「・・・お前、まさか




産む気じゃあないだろう・・・?」






『何言ってるの?


産むに決まってるじゃない!!』






「産むって・・・




お前まだ、15だろ!!?」








そう、私は


この春中学を卒業したばかりの


15歳なのだ。