――ぐぅぅ〜



盛大な腹むしが鳴る



「きゅぅ〜・・・」



あまりにお腹が減ってしまっているのだろう、千春は机に突っ伏した



『ふふっ!


ほら、千春ー?


オムライスできたよー?』



「食べるー!!!」



机に突っ伏していた千春は、目を輝かせた




『それじゃあっ!


「『いっただっきまーすっ!!』」




凄い勢いで食べ始めた千春




『どう。


美味しい?』



「うまいうまいっ!」



『こらっ!


美味しいでしょ?』




千春はご飯粒をほっぺに付けながら


眩しいくらいの笑顔でオムライスを頬張る



作る側として、これほど嬉しい表情はない



見てるこっちまで、笑顔になってくる




「ママ食べないの?」



『食べるたべる。


ちーは、おかわりする?』



「するー!!」