知らないうちに 頬を伝う涙。 「拓実・・・もっと亜杏のこと、好きになって・・・ちゃんと亜杏を見て・・・」 神様が 残していった ゆういつの 小さな幸せ。 拓実が いなくなったら 私は 幸せが 1つもなくなってしまうんだよ・・・。 だから、 傍にいてほしいんだよ・・・。 せめて・・・ せめて、 この足が治って 私のバドミントンが 取り戻せる日まで・・・。 ねぇ、 お願いだよ拓実・・・。