「何でだよー!いいぢゃんかよケチ!」 ケチー!? 「ふざけんな!この単細胞! ちょっと顔が良くて外面が良いからって女が簡単に付いてくと思うなよ!」 そして一発。 ガツンッ と溝に。 私の小さい拳は男の大きな溝に軽々ヒットした。 「ッ!つぅ――~~~!!」 道端にうずくまる男をほおって私は学校に向かった。 最近妙に声をかけてくるあの男。 女子の中ぢゃあ妙に人気らしいけど、ガキでチャラくてウザくて、武彦みたいな人とは正反対!