「真子!!」 「あ……なつ…?」 「勇気くん、さっき校長室に呼び出されてたよ…」 「え…」 このままじゃ、ほんとに勇気くんは… 私は他にいい方法が思い付かなくて、校長室に向かって走り出した。 「ちょっ、真子?!」 私の言葉なんて信じて貰えないかもしれない。けど、勇気くんが私のせいで学校辞めるなんで絶対に嫌だ。 校長室の前に着くと、息を整えてノックを3回する。 そして私はドアを開けた。 勇気くんは、私が守る。