緊張、するな。


私人と付き合うの初めてなんだよね。


勇気くんはやっぱり経験豊富だし、私より余裕なんだろうけど…


「……私のこと好き?」


「…好き」


「………」


「何やの?」 


「や、聴いたけど恥ずかしくなっちゃって…」


「あほ」


そう言ってわしゃわしゃと私の頭を撫でる勇気くん。


……やっぱ格好良い。


大きい手とか、細いくせにやっぱり男なんだなって思う。


いつの間にかこんなに好きになってた。


「勇気くん好きー」


「……さては清水さん眠いやろ」


「うん、寝る」


私は勇気くんのおやすみって声を聞いて机に顔を伏せて目を閉じた。