勇気くん、全然余裕そうなんだけどな〜…


やっぱり、年上。


「清水さ〜ん、ついたで」


「え、あ、もう?」


その瞬間、解かれる手。


「ほな、また明日」


「あ、勇気くん。今日はありがとう…!」


「あは、こちらこそ」


にっこり笑って来た道に方向転換して歩く勇気くん。


やっぱり、スタイル良いな〜…


「…手、あったかい」


言ってないけどね…

私手なんて初めて繋いだんだよ、実は。


あぁ恥ずかしい…


「す、き…か…」


絶対無いって思ってた。


けど、知ってしまったらもう逃げられない。


「勇気くんが、好き」


この気持ちは恋だ。