ベッドに座ってぼんやり思った。


どうしてあたしみたいな平凡な女がこんなに綺麗にしてもらえて社長とパーティーなんかに来てるんだろう。


さっきみたいに凄い人に会う事なんて普通は出来ないし、そもそも社長に送ってってもらってる事自体あり得ない話し。


今同じ部屋で秋元さんが着替えてるのだって、あり得ないシチュエーションだし…
場違いでしょ、あたし。


悶々と考えている自分に、更に平凡とはかけ離れた事になるなんて思ってもみなかった。