「葛城さんこそ、会社もどんどん大きくなってますし、素晴らしい仕事ぶりじゃないですか。」 「ははは! 優秀な部下がいるからな! 真琴君も秋元さんの代わりにとはいえ若いのに偉いな。 秋元さんもきっと喜んでるよ。 …ところで君の後ろにいる女性はどなたかな?」 おじ様はにっこりあたしを見て首をかしげた。 秋元さんは体をずらし、あたしを前に促した。 ちらっと秋元さんを見ると、軽く頷いておじ様を見た。 「…ご紹介が遅れました。 彼女は私の会社の社員です。 今日は特別に招待しました。」