『わざとじゃないし。』


ふ…と笑って山崎の顔をクイッと上げた。


「くはは、不細工な顔。」


山崎は口をヘの字に曲げて俺の腕を叩いた。


「でもさぁ、お前と俺の子供だったらきっといい女かいい男になんぞ。」


『あたしの顔と秋元さんの口の悪さが合体したら、とんでもないかもね。』


二人で顔を見合わせて笑った。


「絶対…幸せにしてやる。」


二人でキスを交わしてそのまま抱き合って眠りについた。