「一人でいろいろ考えて、不安で怖くて寂しかったから最近ずっと一緒に居たがってたのか?」


コクン、と頷く頭を優しく撫でた。


「そんな事考えんな。
社長の仕事は頑張るけど、子供の事考えるのは幸せな事だぞ。
二人の時間だって、別に子供いても作れる。
…なんにも気付かなかった俺がバカだったな。」


山崎は俺の腕の中で首を振った。


『そんな事ない…気付いてくれたじゃん。』


「…ったくよー、お前は本当俺を振り回すよな。」