「で、相手は誰なんです?」 「お前知らねぇだろ。 山崎心。」 「山崎…って、いつも受付の南那奈といる!?」 「あぁ、よく知ってるな。」 俺がそう言うと、何故か興奮気味に話しだす。 「少し前まで南那奈といても全然目立たなかったのに、最近よく笑うし前みたいにツンツンした感じじゃなくて雰囲気柔らかくなったし、何より可愛くなったって評判なんですよ! そうか~社長と付き合ってたからなんですねぇ~!」 今の話しはあまりいい気はしないが、ここは我慢。