山崎の家まで迎えに行くと、車を見つけて駆け足で来た。 『本当ごめんなさい! 助かりま~す!』 フワッと香ってくるシャンプーの香りに俺は一瞬ドキッとした。 「今日どっか飯食いに行こうぜ。」 『うん。 …あっ!』 突然山崎が声を上げたから驚いた。 「びびった~なんだよ!」 『あたしこの歌好きなんだ♪』 山崎にそう言われて今まで全く気にもしなかった流れている歌を聞いた。 「…失恋ソングじゃねぇか。」 『うん、いい歌じゃない?』 「興味ねぇ。」