しばらくして、秋元さんが口を開いた。


「…プロポーズしたみたいだったな。」


『だよね。
あたしちょっとびっくりしたもん。』


「ま、予行練習だな。」


『………えっ。』


思わず運転している秋元さんの横顔を見ると、秋元さんはあたしの声に反応して、ん?と聞き返した。


予行って事は本番もあるって事…?
秋元さんあたしと結婚してもいいって思ってくれてるの?
しかも無意識の言葉で自分の言った意味気付いてないし!