しばらくの沈黙の後、そうか…と秋元さんが小さく呟いた。 「お前があんなに好きって気持ちに壁を作る理由が分かった気がすんな。 …悲しかったんだよな。 でも大丈夫だ、俺もいるし、お袋だって今はいるし。」 信号で止まると、頭を撫でてくれた。 『…うん。 だから…親はいない。』 「じゃ、親代わりに挨拶してくるか!」 『え?』 キョトン、と秋元さんを見ると、ニヤリと笑って言った。 「南那奈に会いに行くぞ。」 『らき!?』 そう言ってあたしにらきに電話をさせ、今かららきの家に向かう事になった。