「親父の事。」 その瞬間、空気が凍るのを感じた。 「……最近までダメだったわ。 でも、真琴の彼女の事を聞いたら元気が出たの。 久しぶりに仕事を休んで、久しぶりに貴方の顔を見た。 心配かけてごめんなさいね。」 優しく秋元さんに笑いかけた顔は母親であり、女性を感じさせた。 「ふぅん。 親父もやっと安心出来るんじゃねぇの。」 秋元さんは水を飲みながら軽く笑って言った。 秋元さんもお母様もお互いの事心配してちゃんと気を使ってるんだな、と微笑ましく思った。