『もう大丈夫だよ。
嫌だと思ったらその時ちゃんと言おう。』


「だな…。
なんか俺らいい年こいてガキみてぇだよな!
山崎に弱いとこ見られたし。」


『ははっ、可愛いかったよー!
本当にお母さんになったみたいだったぁ。』


笑っている山崎の肩をグイッと押して、ソファーの上に押し倒した。
山崎は驚いた顔で上に乗っかっている俺を見上げた。


「可愛いとか言うな。
ムカつく……なんかもう俺余裕なさすぎ。」


ムギュッとほっぺを手で摘まんでやると、山崎の顔が不細工になった。