「そういう怖いじゃねぇよ。 なんつーか…苦手。 絶対あんな嫁俺無理だ~。 すっげぇキツそうだぞ、あいつ。」 本当に嫌そうな顔をした秋元さんにあたしはムッとした。 『ちょっと、そんな顔しないで。 あたしの大切な友達なんだから。 らきはキツいけど、間違った事は言わない。』 「…ま、勘が鋭いな。」 『え?』 ボソッと呟いた秋元さんの声が聞き取れなくてあたしは聞き返した。 「や、なんも…」 そう言って彼はお皿を取りに行ってしまった。