俺の言葉を聞いて山崎は少し驚いて俺を見た。


『なんで…あたしの気持ち……』


「なんとなく少し前からあれ?とは思ってたけど、今日観覧車の時確信した。
…お前は俺が好きなんだろ?」


俺の問いかけに、山崎はひどく泣きそうな顔で小さく頷いた。


「じゃあ―――…」


『…分かんないんだもん。
好きって何?
好きだけで永遠を生きられる?
いつかは皆気持ちがなくなっていく。
それを人は裏切りだと言う。
悲しむでしょ?
だったらあたしは初めからこんな感情信じない。

確かに今は秋元さんが好きだけど、秋元さんだってあたしの事好きだって言ってくれるけど、これから先は分からない。
傷つきたくないし傷つけたくないの…』