「山崎!」 振り返ると、さっき行ってしまったはずの秋元さんがこちらを見ていて叫んだ。 「今日、飯食いに行こう!」 『弁当はぁ?』 「家帰ってからそれも食う!」 『えぇ?』 ニカッと笑って行ってしまった。 さっきの切なさがあっという間に吹き飛んだ。 ‥今はただ秋元さんに夢中で恋をしていよう。 ヒールをカツン、と鳴らしてあたしは仕事へと戻った。 今日の仕事は少し時間がかかってしまって慌てて会社の出口に向かった。