……え? “母親いたら”? 『秋元さんってお母さんいるでしょ?』 「いるけど小さい頃から忙しい人であんまり話した記憶ねぇからな。」 …………………。 『そうなんだ…。』 「それでもまだ親父が生きてた頃までは皆でたまに飯食いに行ったりしてたんだけどな…。 親父いなくなってからショックだったのか、仕事ばっかりするようになった。」 『…寂しい?』 薬を飲んで眠いのか夢うつつなままベッドに横になった秋元さんにあたしは優しく問いかけた。