まるで雲の上で眠っているみたいにふわふわした気分だった。 ゆっくり目を開けると、見慣れた景色があった。 何故か秋元さんの車の中から記憶がなかったのに自分の部屋にちゃんといる。 起き上がって、水を飲もうと台所に向かう途中、机に紙があるのに気付いた。 “鍵はポストに入れといたぞ。 感謝しろ。 秋元” …秋元さんが… 申し訳なくて、お礼を言おうかな…と思った。 慌てて準備して向かった先は秋元さんの家。 イヤホンを押すと、しばらくして秋元さんの声がした。 『秋元さん、山崎です』