君のとなり。



・・・・・・・うわぁ・・・・・!!


明日香は祐人の腕の中で真っ赤だった。


だ・・だだ抱きしめられてる・・・っ!

先輩達の声が遠くなって、
祐人を見ると、・・顔が真っ赤だった。


「・・・」

ちょっと可愛くて、
小さく笑ってしまった。


・・・祐人の腕の中、安心する・・。

同じ男の人なのに、こんなに違うんだ。


・・・・もう1回だけ・・・っ


バッと祐人を見た。




     「「!!!!!!!」」




2人とも急いで視線をはずす。


め・・・・っ目が合った・・・!!




そこで明日香はハッとした。


ずっとこのまんまじゃ・・・、
祐人は嫌かもしんない・・っ!!



「あ、の・・っ!!
 いつまでもゴメン・・!」


私が離れようとした瞬間、



        ━・・ぽふっ



祐人の胸に、引き戻された。


「・・・・・え・・?」


明日香が抱きしめられたまま言うと、
祐人は腕に力をこめた。


「・・・駄目。離してやんない・・」