君のとなり。



        ぽてっ


明日香ツーン。


        ぽてっ


明日香スルー。



「・・・・・・っ」


祐人は悔しそうな顔をして、



    ぽてぽてぽてぽてっっ!!



        「!!?」



明日香の机に大量に投げた。



・・・・な・・何この量!!
イヤガラセなの!?



ギッと祐人を見ると、
祐人は知らんぷり。



何なの・・・・本当・・・。



そう思い、カサ・・と手紙を
1枚1枚ひらいていった。


〈誤解すんなよ??〉

      〈まじで知らない奴だから!〉

〈・・・何で怒ってんの?〉



・・・・こんなに、何書いてんの・・。


そして、ふと1枚の紙に目が行った。



     〈明日香、口きいてよ〉 




「━・・っ」

その手紙を持つ手に、力が入った。


こうやって、君は簡単に心を持っていく。


        ‘明日香” 


・・もう、呼んでくれないと思ってた。