わたしがダンサー控え室で、ダンサーさんに対応している間に、光のライブはアンコールを向かえ、終了してしまった。


もしかしたら、光に会えるんじゃないかって思っていたけど、現実はそんなに甘くない。



ダンサーさんが引き上げ、最後に控え室の掃除をしていたわたしは、無性に悲しくなって泣いてしまった。


これが現実なのに。
自分が夢を見ていただけなのに。


アリーナ席で光の姿を見て応援していたほうがよかったのか、一生に一度のアリーナだったかもしれないのに。


後悔ばかりが胸を襲う。




でも・・・


わたしの胸には光のスタッフとしてのIDカードが光っている


これが光とつながった証。